リスク〜気候変動が財政と資産運用に与える影響

気候変動と資産運用 株式投資

2019年年末から豪州では大変な森林火災が発生しています。
2020年1月現在もなかなか収まらず、国中の至るところで森林火災が続いています。

>>オーストラリア東部に非常事態宣言 熱波で森林火災、17人死亡

国全体で見渡すと2020年1月4日〜72時間前までに下記の地点で火災が発生しています。

確かに豪州は森林火災が多い国なのですが、ここ数年まともな雨が降っておらずとても乾燥していること、またインド洋ダイポール現象と南極振動が影響しており、このような酷い森林火災になっているようです。

>>森林火災続くオーストラリア BBC気象予報士が要因解説

早く沢山の雨がふり、森林火災を終息させてくれれば良いのですが、まだまだ気温が高い日は続きますし、雨もふらなさそうなので、終息には時間がかかりそうです。

そんな気候変動が私達の資産運用に与える影響・リスクを考えてみました。

物理的リスク

気候変動は、洪水、干ばつ、暴風雨などのより頻繁または厳しい気象現象に直面する可能性があることを意味します。

2019年も日本の台風と洪水の影響はすごかったですね。
こんなに何回も何回も台風が来るのか?と思うくらい台風がよく来たと思います。
また、その台風で発生下被害が修繕される前に大雨と洪水が発生したりしましたよね。

>>台風19号の影で「見過ごされた」豪雨災害の数々

これらは私たちの社会に影響を与え、経済に影響を及ぼす可能性のある「物理的リスク」をもたらします。

保険料の増加

これらのイベントがより頻繁に発生すると、人々は自分の家や車への損害の費用をカバーするために保険に依存するようになります。

気象関連の保険請求が増加するにつれて、保険会社はより多くの支払いが必要になり、全員の保険料が増加します。

ニューヨークのスーパーストームサンディの保険は、マンハッタンの先端の海面が20cm上昇したため、約30%増加したと推定されています。

また、企業や世帯が保険に加入していない場合、彼らは自分で工面するしかありません。
しかしどちらの場合も、私達はより多くのお金を払うことになります。

住宅価格の下落

厳しい気象現象による損失は、経済全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。

たとえば、台風で発生した損傷が住宅価格の下落につながる事です。
つまり、住宅を所有していると価値が下がるということですね。

この場合、経済の全体的な支出に波及効果が生じる可能性があります。

    

移行リスク

汚染の少ない環境に優しい経済に移行する場合、移行リスクが発生する可能性があります。

このような移行は、経済の一部のセクターが資産価値の大きな変化、またはビジネスを行うためのより高いコストに直面することを意味します。

このような移行は瞬時に行えるものではなく、徐々に行われていきます。
この移行速度が特定のセクターと金融の安定性にどのように影響するのか?です。

エネルギー会社

環境に優しい経済への動きは、自動車、船舶、飛行機を生産する企業や、鉄鋼やセメントなどの原材料を製造するために多くのエネルギーを使用する企業にも影響を与える可能性があります。

例えばですが、あの有名なシェル【RDSA】はカナダのアルバータ州で世界最大のCCSプロジェクトを展開しつつ、世界中でいくつかのCCSパイロットプロジェクトを進行中です。

詳細はこちらの記事を御覧ください。
>>逆転の発想!CO2を再利用するカーボンリサイクル(CCUS)関連銘柄

このように多くのエネルギー会社が持続可能な社会(と企業)を目指して環境に優しい企業へと移行を始めています。


移行リスクは比較的新しいカテゴリー

気候変動による物理的リスクは長年議論されてきましたが、移行リスクは比較的新しいカテゴリーです。

一部の企業は現在、石炭などのセクターへの投資を削減して、これらのリスクの管理を支援しています。

また、企業が気候変動に関するより多くの情報を開示すると、株価好調の傾向示すという調査結果が出ています。

>>気候変動対策で優良認定の企業、株価好調の傾向示す=調査

気候変動対策に関して株主からの圧力が強まっている状況を反映しているということですね。

まとめ

今の私達にできることは環境に優しいことを選ぶことくらいしかできないかもしれません。

ただ、個々の努力が私達の地球と資産運用に寄与してくれることを祈ります。

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