2019年11月13日、ナスダックでヒンデンブルグ・オーメンとタイタニック症候群が点灯したそうです。
日本語の記事が発見できなかったので英語の記事を貼り付けておきます。
このヒンデンブルグ・オーメンとタイタニック症候群とはどういったものなのか?また、それによりどのようなことが予測されるのか?を見ていきたいと思います。
ヒンデンブルグ・オーメンとは?
ヒンデンブルグ・オーメンとは、
ヒンデンブルグ・オーメン(英語: Hindenburg Omen)は、株価予測のためのテクニカル分析指標の一つ。発生すると1か月間は有効とされ、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるといわれる。
Wikipedia
というテクニカル分析指標の一つ。
1937年5月6日のヒンデンブルク号爆発事故にちなんで名付けられたもので、株価大暴落の前兆、証券市場における呪いの指標といわれる
Wikipedia
だそうです。
呪いの指標笑
ニューヨーク証券取引所における52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の関係、マクラレン・オシレーターの値がマイナスであること、などいくつかの条件が同じ日に重なったとき、「ヒンデンブルグ・オーメンのサインが出た」とされます。
タイタニック症候群とは?
タイタニック症候群とは、過去7回のセッションで市場が新しい高値に達し、突然52週の高値よりも52週の低値にヒットした際に発せられる売りサインだそうです。
1965年にビル・オオハマによって造られ、「予備的な売りシグナル」とも呼ばれているものだそうです。
この日本語は英語から取ってきたものなので、日本語訳が正しいかはわかりません。
タイタニック症候群に関しての日本語の記事が見つけられなかったので、日本では展開していないものなのかな思います。
そのため、のんこの理解があっているのかわかりませんので、そこはご了承くださいませ。
また詳しい日本語の訳や詳細ページ発見したよ!という方はぜひご連絡いただけると嬉しいです。
この2つのサインが点灯するとどうなるのか?
このヒンデンブルグ・オーメンのサインとタイタニック症候群のサインが同時に点灯すると、数日、数週間、数か月先の特定インデックスにとって酷い状態が発生するそうです。
同じ月にヒンデンブルク・オーメンとタイタニック症候群の両方が引き起こされた後のナスダックのパフォーマンスの中央値としては(1986-2019年の間)、
1週間:-1.1%
2週間:0%
1か月:-0.7%
2か月:-2.1%
3か月:-4%
6か月:-5.9%
という記録があるそうです。
S&P 500は、ヒンデンブルク・オーメンとタイタニック症候群が同じ月に点灯されてから1年で中央値2.8%低下したこともあるとのことです。
実際に下記の表を見てください。
実際にこの2つのシグナルが発生してから、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、半年、一年後の価格推移をまとめたものです。
グラフ中の緑の三角は1年後にプラスになったシグナル発生日、赤いダイヤは1年後にマイナスになったシグナル発生日です。
こう見ると1年後にマイナスになったシグナル発生日が多いですね。
1986年〜2019年の間で17回(今回11月13日を入れると18回)発生しており、2000年3月13日に発生してから1年後は−58.9%という数字を叩き出しています。
しかし、1996年10月22日にシグナルが発生してから1年後では+40.4%という数字を叩き出したので、一概にすべてのシグナルで悪い状況に陥るというわけではなさそうです。
まとめ
このシグナルが発生したから一概に悪い状況に陥るわけではなく、また現在ではナスダックだけでこのシグナルが発生したとのことなので、どこまで影響があるのかな?と思っています。
ただ、一部のテクニカルアナリストは、現在の市場は株価の戻しの兆候になるかもしれない疲弊感のサインを出している、という懸念を示しており、色々あるな〜と感じます。
リセションが来ると言われつつ、いつ来るのかは誰にもわからない為、いざというときのためには、退場しない資金管理ですね。
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