【SBUX】スターバックスのハイテク化に見る今後の展開

スターバックス 株式投資

みなさんスターバックスは好きですか?

のんこは日本にいた時によく飲んでいました。
スターバックスのあの落ち着いた雰囲気を楽しむためにコーヒーを飲むという感じでしたが笑

飲食とハイテクというとマクドナルドが挙げられますよね。
しかし、スターバックスも負けてはいません。
そんなスターバックスのハイテク化とそれが今後どのようにして株価に影響を与えるかを見ていきましょう。

  • スターバックスのハイテク化内容
  • ハイテク化が企業に与える影響

スターバックスとは?

スターバックスとは1971年に設立された、全世界で展開するコーヒーチェーン店です。
もう誰もが知るお店ですよね。

現在のところ、約24000以上の店舗が75カ国以上で展開されているそうです。(HPより

もともとはコーヒー豆の焙煎屋さんだったそうですが、エスプレッソドリンクの店頭販売を始めたところ、OLや学生に大人気となり今の姿になったそうです。

スターバックスといえば、

  • リラックスできる空間
  • 勉強にも利用できる空間
  • フレンドリーな接客

等々、他のカフェとは一線を画した店舗体型になっていますよね。

最近ではスターバックス リザーブ ロースタリーという体験型店舗も展開しています。
圧倒的な店舗体験。スタバが「RESERVE ROASTERY」を展開する理由

世界に6店舗しか無い体験型店舗で、2014年12月、シアトルに1号店がオープンして以降、ミラノ、上海、ニューヨーク、東京と世界規模での出店が続き、2019年11月にはシカゴに6号店がオープンしているようです。

そんなスターバックスのハイテク化を見ていきましょう。

スターバックスのハイテク化その1:どの店舗でもハイクオリティのコーヒーマシン

スターバックスは現在スイス製の「Mastrena」(マストレーナ)というコーヒーマシンを使っています。


このMastrena(マストレーナ)は豆を粉砕し、一度に3杯のエスプレッソショットを落とし、同時にミルクもスチームすることができる、高度に自動化されたコーヒーメーカーです。

エスプレットドリンクを作った事が無い方はイメージがつかないかと思いますが、エスプレッソドリンクを作るとなると、下記のような工程が発生します。

  1. 機械で豆をひく
  2. 豆をポーターフィルターに粉を詰める
  3. 粉をならす
  4. タンピング
  5. 機械のお湯を一度空出し
  6. ハンドルをセット
  7. 抽出

となり、かなりの手間がかかります。
そして、これにミルクのスチームも加わります。

もともとスターバックスもこの手動方式の機械を使っていたそうですが、2008年ごろからこの全自動マシンに変更したそうです。
現在このマシンは米国スターバックスでは標準装備になっているそうです。

しかし、まだ全世界的にこのマシンに変更されているわけではなく、スターバックスは2020年末までにすべての店舗での導入を考えているそうです。

    
コーヒーの街に住んでいるのんことしては、コーヒーは手動でいれてくれるのが当たり前、バリスタ(コーヒーを淹れる人)によって味が変わるのが当たり前なのですが、世界的チェーンとしてある一定レベル以上味の均一化を目指すとなると、全自動が良いのでしょうね。
    

このMastrena(マストレーナ)は以前の手動マシーンに比べて50%早くエスプレッソを落とすことができるそうです。
お客さんがその分待つことがなくて良いということですね。

この待つことがないというのは店舗としても回転率をあげる上での重要なことになります。
    

またMastrena(マストレーナ)のマシンにはセンサーが組み込まれており、スターバックスのサポートセンターと繋がっているそうです。

CEOのケビン・ジョンソン氏は、「すべてのエスプレットショットを一元化管理することができます」と述べており、メンテナンス発生のお知らせやチューニング依頼の管理がされているようです。
    

余談ではありますが、コーヒー豆って湿気や気温に敏感なのはご存知でしょうか?
一流バリスタと呼ばれる人たちは、毎朝の気温や湿度を考慮してその日のコーヒー豆のグラインドの粗さや細かさを調節するのです。



そういう事が機械・データで管理されており、常にクオリティの高いコーヒーが提供できる環境を作り出しているということですね。
また、そのような管理に人が時間を割くのではなく、機会が行うことにより、人件費の削減にも繋がります。
    

このMastrena(マストレーナ)はThermoplan AG(サーモプラン)という会社が手掛けており、マクドナルドのドリップマシーンも作っているそうです。

スターバックスのハイテク化その2:人工知能 ディープ・ブリュー(Deep Brew)

スターバックスでは新しい人工知能(AI)プログラム、ディープ・ブリュー(Deep Brew)を導入しています。

このディープ・ブリュー(Deep Brew)はスターバックスでの人材を育てるために導入されたそうです。
なんとも、変な話ですが、人材を育てるために人工知能の導入です。


ディープ・ブリュー(Deep Brew)は、マストレーナ(Mastrena)を装備したすべてのスターバックスストアからのリアルタイムデータに基づいて、さまざまな角度から情報を分析します。
システムは、スケジューリング、在庫の注文や地元の広告計画から、個人向けの飲み物の推奨事項や機器のメンテナンスの警告まで、すべての推奨事項を出力します。

このような在庫の注文や、機械のメンテナンス管理等は、店舗にとって必ず必要なことではありますが、単調で創造的ではないため、スターバックスとしては従業員がそのような作業に集中しなくて良いことを望んでいるそうです。

マストレーナ(Mastrena)ディープ・ブリュー(Deep Brew)を組み合わせることで、各店舗の効率を無数の小さな方法で向上させ、時間の経過とともにこれが積み上がり、将来的には大幅に改善されるのではないでしょうか。
これは短期的な戦略ではなく、長期的に強力で持続可能なビジネスを推進するための方法だと思います。

余談ではありますが、このディープ・ブリューってうまい言葉だなと思いました。
さすが珈琲屋さんですよね。

  

スターバックスのハイテク化その3:オンライン注文

2019年11月1日、スターバックスは公式サイトで、米国ニューヨークに初のモバイルオーダー&ペイ専門店をオープンした、と発表しています。
この店舗は従来型のリラックス空間をメインにしたものではなく、外出途中で立ち寄りたい・待たずにテイクアウトをしたいというお客さん向けに開発された店舗です。



Starbucks Mobile Order&Pay(スターバックス専用のモバイルアプリ)からの注文のみを受けつけており、注文から決済までの一連の流れをアプリで完了させるものとなっています。

自分のオーダーは店舗にあるデジタルサイネージで表示され、オーダーがどの程度進んでいるのかがわかるようになっています。

日本ではこのようなシステムがどの程度進んでいるのかわかりませんが、このモバイルオーダーって本当に便利なんですよね。

実はのんこもランチらテイクアウトの晩御飯にこのようなモバイルオーダーを使っていて、ランチを買いにく時、少ないランチ時間を待ち時間で終わらせたくないと思うので、会社を出る前にオーダーしたりします。
そして、今夜はテイクアウトで良いかと思う時、会社を出る前にオーダー・お支払いを済ませておき、帰宅途中にピックアップするようにしています。

これ、本当に便利なんですよね
またなくて良い、お店で迷わなくてよいし、日々忙しい現代人にもってこいのサービスだと思います。

そして、このようなモバイルオーダーアプリを使うことで、クーポンで割引されたり、ロイヤルポイントが溜まったりするようなものもあります。

米国のリサーチ会社eMarketerによると、スターバックスは、このモバイルオーダー&ペイのサービスを2011年から開始し、かなりのユーザー数を保有しているそうです。

2018年時点における14歳以上のユーザー数は、2,340万人というデータも公表されており、このデータからもスターバックスのモバイルオーダー&ペイの利用率の高さが伺えます。

また、米国のリサーチ会社PYMNTSは、スターバックスの報酬プログラムである「スターバックス・リワード」のメンバーシップ率が伸びていると報告しています。

スターバックスリワードって何?という方はこちら>>



2019年第4四半期の終わり時点で米国のアクティブユーザー数は1,760万人、前年と比べ15%増加しているそうです。

また、スターバックス コーヒー ジャパンは4月8日、ロイヤルティ プログラム「スターバックス リワード」会員が2019年3月で330万人を突破したと発表しており、日本での支払いの3分の1程度はキャッシュレス支払いになっているそうです。

中国でもオンライン注文が盛ん

また、中国でもオンライン注文が盛んになっています。

中国のスターバックスは実はアリババグールプと提携しており、アリババグループ傘下のEle.me(ウアラマ)がデリバリーを行っています

このアリババグループとの提携は単なるデリバリーだけではなく、リテール+デリバリー+モバイル決済という展開を考えてのことだったそうです。

そして2019年7月、北京金融街の中心部にスターバックスの新型店舗である「Starbucks Now」がオープンしました。

モバイルオーダーによる迅速な注文スタイルとデリバリーチームであるEle.me(ウアラマ)を活用したニューリテール専門店舗だそうです。

つまり中国で話題になったラッキンコーヒーと同じ形態をとったということですね。

ラッキンコーヒーはこのオンライン注文に特化したタイプの店で1年で2000店舗まで増やしました。
今後、中国ではこのラッキンコーヒーとスターバックスがどのように展開してくのか?も注目ですね。

スターバックスは従業員削除が目的ではない

スターバックスはこのように色々とハイテク化していますが、従業員削除が目的ではないと語っています。

どうしてもハイテク化と言われると、バリスタになるロボットと思ってしまいますが、そういうことではなく、スターバックスのハイテク化は人間が人間らしくいるための時間を増やす手助けをする方法を見つけること、だそうです。

CEOのジョンソン氏は「人と人との繋がりを創造する機会を見つけること。それは我々が引き続き取り組んでいくべき共通テーマのひとつだ」とも語っています。
あのスターバックスに入ったときの「こんにちわ〜」というような掛け声や温かいお出迎えはこれからもスターバックスにとって重要なことの一つということですね。

ちなみに現在の株価はこんな感じです。

スターバックス株価

まとめ

かなり長くなってしまいましたが、スターバックスのハイテク化についてまとめてみました。

今後、この飲食+ハイテク化は企業力を図る一つの項目にはなるでしょうし、ハイテク化することでどれだけコスト削減化ができるのか?というところも注目すべき点だと思っています。

そして、そのハイテク化・データ化したデータをどのようにして企業の将来に活用することができるのか?
スターバックスはロイヤリティプログラムを導入していることから、顧客のオーダー情報に合わせたプッシュ型広告や、顧客データを生かしたマーケット展開等々、できることがかなり沢山あると思います。

しかし、なんでもハイテク化すれば良いというものではなく、人と人の社会に生きている私達ははやり人との交流も恋しくなるもので、最終的には人に行き着くところもあるのだと思います。

スターバックスはそんな人との関わりを大切にしている会社でもあり、今後もスターバックスの動向に注目ですね。

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